お茶が美味しくなる？
秘密は鉄分
数字で見る味の違い
日本茶専門家による試飲調査のアンケート結果
日本茶の専門家、
（NPO法人 日本茶インストラクター協会日本茶インストラクター資格取得者）
5名に常滑焼・陶器・ガラス・アルミ素材で淹れたお茶の試飲を依頼し、アンケートに答えていただきました。
お茶が美味しくなる？
秘密は鉄分
数字で見る味の違い
日本茶専門家による試飲調査のアンケート結果
日本茶の専門家、
（NPO法人 日本茶インストラクター協会日本茶インストラクター資格取得者）
5名に常滑焼・陶器・ガラス・アルミ素材で淹れたお茶の試飲を依頼し、アンケートに答えていただきました。
Q.どの急須で淹れたお茶がおいしかったですか？
Q.どの急須で淹れたお茶に、○○を感じましたか？
旨味
甘味
苦味・渋味
試飲アンケートの結果
常滑焼急須で淹れたお茶は…
味に まろやかさ を感じた。
お茶本来の 旨味やコク を感じた。
余韻があって、 おいしかった。
旨味や甘味を 強く感じた。
味の バランスが良く おいしかった。
常滑焼急須で淹れたお茶は…
味に まろやかさ を感じた。
お茶本来の 旨味やコク を感じた。
余韻があって、 おいしかった。
旨味や甘味を 強く感じた。
味の バランスが良く おいしかった。
三重県工業研究所による成分の測定結果
宇治の煎茶2g、70℃の湯200mlを急須に入れ、5分間静置し、お茶を出してから急須を10秒間傾けたままにし、味覚センサーで分析しました。
測定値は見やすくするため、実験値に旨味は+1、渋みは+2してあります。値が大きくなるほどその味覚は強くなりますが、絶対値ではありません。結果は全て１煎目の値です。
分析結果から判明したこと
０１
常滑急須とアルミ急須でお茶を出すと、旨味と渋味成分がよく抽出されました。
０２
磁器急須とガラス急須は、お茶の出がうすくなりました。
０３
お茶の温度を測定すると、磁器急須は他の急須より下がり方が速く、約4℃低くなりました。
０４
使用したお茶では、湯の温度が70℃付近で4℃違うと、お茶の味が大きく変わりました。
０５
常滑焼急須は、急須の内部表面でお茶の渋味成分であるカテキンを吸着していました。
おいしい日本茶を淹れるコツ
毎日のちょっとした贅沢に、５つの手順を是非お試しください。
用意するもの
・急須
・湯冷まし
・茶葉
・茶碗
・タイマー
・茶托、ティースプーン
おいしい日本茶を淹れるコツ
毎日のちょっとした贅沢に、５つの手順を是非お試しください。
用意するもの
・急須
・湯冷まし
・茶葉
・茶碗
・タイマー
・茶托、ティースプーン
０１
100℃ → 90℃
充分に沸騰させたお湯を湯冷ましに注ぎ、湯温を下げます。
０２
90℃ → 80℃
湯冷ましから茶碗にお湯を8分目まで注ぎます。
point
・茶碗を温める
・湯温を計る
・湯温をさらに下げる
０３
90℃ → 80℃
急須に人数分の茶葉を入れます。ティースプーン1杯が1人分です。
０４
80℃ → 70℃
お湯を茶碗から急須へ注ぎ、1分ほど待ちます。
point
・急須を振らない
０５
80℃ → 70℃
茶碗に少しずつ注ぎ分け、最後の一滴まで注ぎ切ります。